はじめによんでください

細胞の擬人化

Anthropomorphism or personification of the cell

解説:池田光穂

擬人化(anthropomorphism, personification)とは、人間以外の事物・動物に対して、人間の性質・性格を与え たり、「人間語」を発話させたりして、人間以外の事物・動物に人間的性格を与える方法である。擬人化でもっともよく知られている方法が、修辞としての擬人 化である。修辞としての擬人化のヴァリエーションとして、人間が事物や動物、あるいは眼の前にいない人間に対して、あたかも人格をもった対象のように呼び かける場合がある。これを(とんこほう)という。頓呼法も、眼の前にいる事物や、眼の前にいない人間、に対して、呼びかける('O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?' - Romeo and Juliet by William Shakespeare)という点では、擬人化——後者の場合はその人間が不在であるのにあたかもいるかのように呼びかける——の手続きの一種と考えられ ている(→「擬人化」)

細胞の擬人化は、漫画家・清水茜による連 載漫画『はたらく細胞』(2015年〜)によってなされた。

これらの「細胞」にはすべてのキャラク ターが当てはめられている(出典:http://shonen-sirius.com/sr/saibou/

60兆個! 彼らは皆、体の中で休むことなく働いている!体内に入ってきた細菌・ウィルス・異物には徹底抗戦!そこには細胞たちの知られざるドラマがあった!シリウス 新人賞出身の清水茜が描く、細胞擬人化ファンタジー!(講談社の広告)

「『はたらく細胞』(はたらくさいぼう) は、清水茜による日本の漫画作品。『月刊少年シリウス』(講談社)にて、2015年1号より連載中。第 27回少年シリウス新人賞大賞した読切作品『細胞の話』を連載化したもの。作者初の連載作品。/人間の体内のなかにある細胞を擬人化した作品。主人公的な 位置付けのキャラは赤血球と白血球。キャラは全て細胞名で統一されているため、名前はない(個体識別番号のみ)。病原体などはモンスター・怪人化して描か れている」ウィキペディア「はたらく細胞」

しかし、体内の内臓や細胞や細菌を擬人化 する方法は、過去100年ぐらいの(日本では内臓のそれは過去200年以上の)歴史をもつ。

「飲食養生鑑」江戸後期、歌川国貞 出 典:http://shindenforest.blog.jp/archives/64926921.html

● サイドストーリー:蝉の恩返し

今朝ほどは、助けてもらって、あざす!  ところで旦那、大きな葛籠と小さな葛籠をそれぞれ1つづつ用意しました。それぞれ心ばかりの品を用意さ せていただきました。なま物ではございません。さて、5年後に五倍サイズある葛籠をプレゼントさせていただくか、それとも今ここで5分の一のサイズの小さ な葛籠をプレゼントさせていただくか、どちらにされますか?私の命は来週いっぱいですので、クレームや返品交換は小さいサイズしか対応できません。5年後 は私の夜叉孫のひ孫が対応させていただきます。さてあなたは、この私のオファーを行動経済学的にどのように説明できますか?数式(略 )をお使いいただいてかまいません。#行動経済学 入門夏休みの課題

し かしながら、ある同じ商品の時間効用の比率は、その商品をどの時点でほしいのかという影響をうける。例えば、割高になっても今日どうしても欲しいのか、あ るいは来週に正札価格で手に入れたもいいと考える要素を加味する必要があるということだ。つまり、異なった時間における効用の比率は、その商品がもつ固有 の選好性(choice, c)の影響をうける。

という等式がなりたつということだ。

リンク

文献



Copyleft, CC, Mitzub'ixi Quq Chi'j, 1996-2099

Rabbit the Hunter, or the hunter becomes the hunted

Le livre de Lancelot du Lac & other Arthurian Romances, Northern France ca. 1275-1300 (Beinecke Rare Book & Manuscript Library, MS 229, fol. 94v)